rpmとyumの違いについて
▼結論
・rpmとyumは別々のものではない。yumは内部でrpmを呼び出して、rpmよりもさらに高度な機能を提供しているもの
・yumのほうがrpmよりも高機能なので、yumが使える場面ではyumを使ったほうが便利。rpmはyumが使えない場面で使う
▼rpmとyumの違い
(1) 依存関係の解決
・rpmは依存関係のあるパッケージを自動ではインストールしてくれない
・yumは依存関係のあるパッケージを自動でインストールしてくれる
(2)インストール時のパッケージ名指定
・rpmを使ってパッケージをインストールする場合には、rpm パッケージファイル(拡張子が「.rpm」のファイル)の完全な名前(または URL)を指定する必要がある(例えば「gcl-2.6.8-0.6.2.20090701cvs.fc12.x86_64.rpm」など)
・yum を使ってパッケージをインストールする場合に必要なのはパッケージ名のみ(例えば「gcl」など)
(3) インストールされていないパッケージの検索
・yum はリポジトリを参照することにより、インストールされていないパッケージの情報も検索することができる
・rpm はインストールされていないパッケージの情報検索には不向き(パッケージファイルを既にダウンロードしているか、パッケージファイルの URL が分かっていないと検索できない)
▼参考URL
blog.inouetakuya.info